活動紹介
復興から地域おこしへ。東日本大震災から13年目の、
「ひなびた持続する農村」づくりに向けた新たな挑戦。
農業
農家の感性と労働を学び、地域農業の持続化を目指す
農家に対して、地元密着の野菜づくりを通じて、農業とともに生活している農家の考え方・感じ方を学び、農家との信頼関係を築いています。農業の後継者が減少する中、地域ぐるみで農業の担い手を育てることが必要となります。そのために、販路形成、労働力確保などの支援を行う農村塾を通じて新規就農者を呼び込み、若手農家を定着させることを目指します。
復旧した農地を住民さんからお借りし、学生主体で野菜づくりに取り組んでいます。栽培の方法や疑問点について、定期的に農家を訪問して教えていただくことで、野菜の作り方や農家の考え方、更には農業の抱える問題についても学んでいます。
若林区の農業の発信・地元農家の販路形成と地産地消の推進を目指しています。
労働力不足を抱える若手農家に対して、ReRootsの学生が農作業の手伝いを行います。農家基準での質の支援を目指し、農家に貢献することを目指して取り組みます。学生も、実際に農家と協働する中で、農業問題の実態を掴み、農村の問題をどう解決していくか考える機会となっています
コミュニティ・福祉
コミュニティづくりと地域福祉
東日本大震災や新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、コミュニティの希薄化が進んだ農村において、高齢者の元気な村を形成するため、地域の住民とともに政策、活動を行っています。
地域に集まりの場を設け、住民主体で地域福祉やコミュニティ作りを行うことができるようになることを目的とし、住民訪問や地域福祉に関する調査を行い、住民の求める物に答えるものを目指しています。
しめ縄は農閑期の農家の副業として、稲作の盛んな地域で発展してきました。しかし、高齢化の影響によりこの文化は消えつつあり、次の世代へ伝承し、地域の発展へ繋げることが求められています。
高齢化の進んだ地域では、新型コロナウイルスの蔓延も合いまり、地域のコミュニティが途絶える傾向にあります。
手芸やスポーツのような住民の集まりのきっかけとなるサロンを開いています。
農地を地域住民や高齢者に貸し出し、食育や地域福祉、コミュニティの形成を目的としています。
農園が住民の生きがいとなり、伝統文化が継承されることで地域おこしへと繋げることができます。
農村ツーリズム
若林区沿岸部の魅力発信・往来づくり
若林区は震災後大幅な人口減少が起こり、もともと潜在的にあった過疎化や高齢化の問題が進行しています。
そんな中、農村独自の地域資源の魅力を発信し、実際に見たり体感してもらうことで、都市部から若林区への往来を増やし、若林区のファンを獲得する取り組みを行っています。
「わらアート」は、被災した田んぼで取れた稲わらを用いて、迫力のあるオブジェをつくるアート作品です。完成したオブジェは復興のシンボルとして展示しています。
苗植え、収穫、販売の年間の流れを通してさつまいもの生育を体験するツーリズム企画です。農業体験とともに、自然の中で遊び、地域の食文化を味わうことで五感を通して農村の魅力を体感できます。