8月6日 うさぎのわらアートが完成しました!

今年の夏は過去一暑いな、と毎年感じています。
こんにちは!ReRoots12.5 期のてんのーです!


今日は干支のわらアート制作について紹介します!!
わらアートは、被災地の農地でお米が再び獲れるようになった「復興のシンボル」として始まりました。干支のわらアートでは、七郷小学校さんの授業の一環で、毎年お米を育てていて、そこで収穫された稲わらを使って制作をしています。自分たちの育てた稲わらがアート作品に生まれ変わり、それがまちづくりにつながっているというところで、子供たちの学びの場としてもわらアートがあります。


ここからは制作の様子を少し紹介します!

↑図案・設計図


うさぎのわらアート制作は、図案と設計図を描くところから始まります。今回は複数人で分担し、様々な角度から図を書いたので、寸法を合わせるのに苦労しました。上の図は 12 期メンバーのたいちゃんが描いたうさぎです、かわいいですね。下は自分が描きました、くれぐれも上と比較しないでくださいね。

↑うさぎのわらアート模型


図が完成すれば、次はそれを元に模型制作に移っていきます。骨組みにおこしたときに進めやすいようにとか、ベニヤ板はわらつけの工程をイメージして、などいろんなことを意識して制作していました。下は顔の模型です、「ハムスターみたいだね」と一部メンバーから言われてしまったので、骨組み制作とわらつけの工程でうさぎに見えるように修正していきます。

↑骨組み制作の様子


模型がある程度完成したら、今度は骨組みの制作に移っていきます。模型にかいておいた寸法と座標を元に、一つ一つ木を切って土台にネジでとめていきます。ここからは、今年入部してくれた 13 期メンバーも積極的に入って、制作していきました。初めて使う工具もたくさんあったと思いますが、一回使うとあっという間にコツを掴んでいてすごいなと感心しました。

↑骨組み(体)
太い木で基礎を作ったら、ウサギの形になるように、ベニヤを釘でとめていきます。このベニヤ板がなかなか思うように曲がらずに折れてしまうことが多いのですが、折る度に変な声で叫んでしまっていました。

↑完成した骨組み

完成した骨組みがこちらです!!うさぎにみえてきましたよね、、?

↑わらつけの様子

骨組み制作そして、ベニヤがつけ終われば、防腐剤を塗ったのち、いよいよ「わらつけ」の作業に移っていきます!足の部分の筋肉の感じをうまくだしたり、もふもふなかわいいウサギにしたかったりと、いろいろと考えながらわらつけを進めていきました。わらがつけおわったら、わらの穂先を麻ひもで止める「ひきしめ」を行います。顔のかたちをうまくだすところ、そして、前足・後ろ足や、耳などの細かい部位を表現するのが難しかったですが、工夫してわらつけをしていったので、ぜひ注目して見てみてください!しっぽの部分は12期のおさちさんが、ジュートひもをうまく使って作ってくれました。もふもふで、かわいいですね!


↑完成・七郷小学校さんでの展示のようす

完成し、実際に七郷小学校に展示させてもらった時の様子が上の写真です。展示後すぐに小学校の夏休み期間であったということで、約三日間置かせていただきました。子供たちが、「うさぎだ!すごーい!」と言ってよろこんでくれて、作った学生側もうれしくなり、がんばって作って良かったなあと感じました。また、七郷小学校の児童のみんなにうさぎのわらアートに名前をつけてもらい、今年の干支のわらアートは「わらうさまる」という名前に決定しました!かわいい名前をつけてくれてありがとう!

もっていった時のうさぎは目なし状態になってしまいましたが、夏休みが終わったらまた目がついて生まれ変わった「わらうさまる」を持って行くので、七郷小のみんな、楽しみにまっててね!!

↑目がついたうさぎ

目のついたうさぎがこちらです!発泡スチロールを円盤状にうまく削って、マッキーで黒く塗りつぶして作りました。「わらうさまる」にさらに生気がやどったような感じがしますね!

↑メモ館さんでの展示の様子

そして、現在はせんだい3.11メモリアル交流館さんに展示させていただいております。12期のたけちゃんがPOPも作ってくれたので、ぜひPOPと一緒に「わらうさまる」をご覧ください!

メモ館さんでの展示後は再び七郷小学校さんに展示させていただき、その後はさまざまなところに出張展示していく予定です。ぜひ見に来てください!!

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