農家・住民の声
農家さん・住民さんたちの声
ベテラン農家
菊池劉秀さん
ReRootsとは震災がきっかけで出会ってね。作付けができなくなった農地のガレキを、ずっと片付けてくれたおかげで、農地が使えるようになったの。普通のボランティアはだいたい2年ぐらいで帰るけど、「ReRootsは農家の役に立ちたいという思いで続けてるんだ」という代表の思いを聞いて心に残った。拠点もこの地域に移して、地域密着でやってくれている。 ReRootsは若い人たちが農業だの、地域社会に溶け込んで、理解しようとしてる。そうやって一生懸命やってる姿をね、毎日見ているから、我々この辺の農家、地域の人達もよく見守ってる。 一番良かったのはReRootsの中から平松希さんと小倉真紀さんが農業者になったこと。地域の農家の人達も刺激になってる。震災前とまるっきり農業形態が変わってきたなというところで、それでも地域に溶け込もうとして頑張っているReRootsの学生さんの姿がいいなって思う。いいことだと思って、期待している。
井土地区の元住民
加藤新一さん
ReRootsには震災で被災した時、ガレキ撤去でとてもお世話になった。30人くらいで横1列で並んでがれき撤去してたのを覚えているよ。もう10年以上の付き合いになる。わたしは復興の委員でもあったから、そこでもReRootsと関わりがあった。ReRootsのメンバーが委員会の進行をしたり、議事録をとったりしてたね。 ReRootsにはいろんな大学生がいる。そんな中で将来的には日本を引っ張るリーダーみたいな存在になってほしい。今みんなは無償で地域のためにボランティアをしているけどそれはそう簡単に出来ることではない。大学の単位のためではなく、役に立ちたいという思いでやっているのがすごい。
二木地区の住民
庄子フミ子さん
ReRootsとの最初の出会いは震災直後の瓦礫拾い。あとは、荒井駅のメモリアル交流館で、被災者の方々のお話を聞くというReRoots主催のイベントがあって、おそらく民生委員だからということで私にも声がかかった。復興期に入ってからはおいもプロジェクトの昼食企画で毎年関わってるね。以前は私の家で昼食の試作したこともあったなあ。 ReRootsは地域のためにいろいろ活動してくれていて、それだけでありがたいので、これ以上望むことはない。若者がこういう地域に関心を持ってくれているだけで十分。 六郷東部は不便なこともあるけど、環境が良く住み心地の良い地域。老後をのんびりゆっくり過ごすには最高。地域でもいろいろイベントがあったり、私自身もかあちゃんずで活動したりして、楽しく過ごしているよ。震災後は大変だったけどやっぱりここに戻ってきたかったし、これからもこの地域に住み続けたい。