せんだいわらアート

わら、まち、文化を結ぶ

「わらアート」は、わらを用いて作るアート作品です。若林区沿岸部は東日本大震災による津波で甚大な被害を受けましたが、再びお米や野菜を生産できるようになりました。そこで、よみがえった田んぼで採れた稲わらでわらアートを制作し、「復興のシンボル」として展示しています。わらアートは見るだけでなく、年間を通じた取り組みを体験できます。私たちはわらアートを制作することで地域のつながりも編んでいけるように取り組んでいます。

目的

地域の魅力発信

わらアートでは、若林区沿岸部の農業の魅力、お米のおいしさ、作る楽しさを味わうことができます。農村の年間の生活・文化を「農業体験」「食育体験」「制作体験」「文化体験」として体験できます。また、小型のわらアートを地域内のあらゆる施設に展示することで、訪れた方々に地域の魅力を伝えるきっかけとなるよう活動しています。

復興のシンボル

被災してから再びお米がとれるまでに回復したとき、若林区沿岸部の農業と農村はこれからも持続するのかどうか思い悩みました。そこで、お米が取れるようになったのだから、同時に「わら」も採れる。「わら」という地域資源を活用して、巨大なオブジェを制作し、過疎化する被災地の農村に人を惹きつけることができると気づき、現在も制作を続けています。

わらアートの一年

STEP
わら回収

地域の農家から稲わらをいただきます。稲刈りが終わったら、約1ヶ月かけて1haほどの田んぼからわらを回収します。

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わら編み

回収した稲わらを使って、丁寧にシート状に編んでいきます。これには3ヶ月ほどの時間が必要になります。

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わらつけ

わらアートの骨格となる木枠にわらをつけていきます。つける順番や位置などを工夫することで、リアルな毛並みを目指します大学生の長期休みを利用して、1か月半ほどの時間をかけてつけています。

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わらオープニング

わらアートのお披露目をします。迫力のあるオブジェは子供たちに大人気です。例年9月頃に開催しており、地域の団体にもご参加いただいてる他、マルシェも同時開催することで大盛況のイベントとなっております。

活動記録

毎年2ヶ月余りの展示期間でのべ70000人前後が来場しています。

2019年

5月 田植え体験ガオー!~そだてる恐竜わらアート~

9月 わらアート2019オープニングイベント

11月 若林区ふるさとまつりにてわらアート展示

12月 宮城自治会館にてわらアート展示

   わらワークショップin連坊小路小学校

   あいコープ七郷トライ田んぼ内ワークショップ

2021年

1月 出張わらアートinせんだい3.11メモリアル交流館

7月 仙台銀行荒井支店にて牛わらアート展示

9月 わらアート2021オープニングイベント

2022年

8月 せんだい3.11メモリアル交流館にてトラわらアート展示

9月 わらアート2022オープニングイベント

2023年 

第40回全国都市緑化仙台フェア 未来の杜せんだい2023 ~Feel green!~ への参加