若林区の往来づくり
地域資源を活用し、都市部から若林区沿岸部への人の往来を生み出す取り組みです。
目的
仙台市若林区沿岸部は、東日本大震災で津波の被害を受け、多くの住民が内陸部への移住を余儀なくされました。一部地区は居住禁止になっており、跡地の活用が課題になっています。人の交流も減ってしまい、地域の活気も失われてしまいました。
しかし、一度更地になってしまった地域ではありますが、六郷地区井土の葦原や七郷地区荒浜の貞山堀や深沼海水浴場をはじめとした緑豊かな自然があります。さらに、震災後には「跡地利活用」という形で、地域内外から企業が参入し新事業がはじまっています。それら自然資源と事業者を価値のある「地域資源」として生かし、沿岸部に人を呼び込むことを展望しています。
地域を持続させていくため、空き家を利用した移住定住をしていくために、地域の魅力を発信し地域に関心をもってもらうことが必要です。そこでReRootsとしては、跡地利活用を進める事業者や活気を取り戻そうと取り組む団体とが連携し地域一体で農村としての魅力を発信していくための、協議会づくりを目指しています。将来的な展望としては、事業者や自然資源がもっている要素を組み込んだパッケージ化を目指します。
地域資源の分布
七郷
貞山堀、JRフルーツパーク仙台あらはま、せんだい農業園芸センター、せんだい3.11メモリアル交流館、深沼海水浴場、防災ツアー、震災遺構仙台市立荒浜小学校、海岸公園センターハウス、海辺の図書館、東北・みやぎ復興マラソン
六郷
貞山堀、海岸公園冒険広場、海岸公園馬術場、井土浦、井土葦原、アクアイグニス仙台、バードウォッチング、東北・みやぎ復興マラソン